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れは、今回の震災で非常に住宅が倒れて不足しているわけでございまして、急速計画変更もいたしまして、住宅の戸数をふやし、ここ3年の間に住宅を供給しようという計画でございます。ちなみに、この3年間での住宅計画というのが、民間の貸し付けをしていただく住宅も含めて、8万戸の用意をしなければならないということでございます。
それで、先ほど司会の方からもお話のありました震災との関係でございますが、この東部臨海のウォーターフロント整備につきましては、今回の震災のように災害が発生したときの避難緑地としての整備、あるいは広場を設けてヘリポートの発着をする場所を設ける。あるいは、この水際線には船舶の着岸できる小型の岸壁を設けまして、緊急物資の輸送をするというようなことを考えております。これが、東のそういう防災拠点としての役割を果たすということでございまして、先ほどのスライドでも、ちょっと消してしまいましたけれども、中突堤地区の一部には西の防災拠点としての役割を果たすということで、今回のウォーターフロント整備に当たってもこの震災の教訓を生かしていこうということにしております。なお、各施設にっきましては、地震への設計強度を高めるというようなことについても配慮はいたしております。
時間の関係もございますので、非常に雑駁な説明になりましたですけれども、後で御質問があればお答えするということで進めてまいりたいと思いますが、これが神戸港のこれからの全体の計画図を示したものでございまして、先ほど御説明しました中突堤地区、あるいは東部臨海部地区というウォーターフロントの地区もございますが、これから建設いたしますポートアイランドの拡張地区」あるいは今計画を進めております六甲アイランドの南地区等についても、この水際線にはできるだけ緑地等を設けて、直接海に、あるいは港に接することのできる施設としての整備を進めていきたいというふうに考えております。
(スライド終了)
以上で私の報告を終わらせていただきます。ありがとうございました。(拍手)
司会(井上)ありがとうございました。
では、ここで次のプログラムでございます質疑応答のための準備をさせていただきますので、数分時間をいただきたいと思います。会場の皆様はそのまま席に座っていただきたいと思います。
また、お手元にお配りしてございますが、合いただきました2つの御講演に関しましての御質問を質問状に書いていただければ幸甚であります。よろしくお願いいたします。
(会場設営のため中断)

 

 

 

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